肉食系イタリア女子
ご存知のようにダニのマンマはもちろん、アタシ達のすぐ近くに住む従姉はサルデーニャ島出身のサルデーニャ人。
ハッキリ言って強いです。
いや、「激しい」という言葉が適当かも…。
基本的に話す声のボリュームがデカイのがイタリア人ですが、
マンマと従姉はもっと声がデカイ。
普段から叫びながら会話をしている感じです。
だから彼女たちが家で話していると、そのけたたましさに集中力も削がれ仕事どころではなかったりします。(爆)
悪い人では決してないし、短時間であればファンキーで(← 死語だろ!)面白く元気な女性で好きなのだけど、この従姉がまた曲者。
従姉と描くのも面倒なので仮に彼女の名をエゴンヌとします。
なんでって
…エゴの塊のような女だから、エゴンヌ。(爆)
エゴンヌはモグリ(←この言い方ってスゴイ)のエステティシャン。
彼女を一言で表すならば俗に言う「ネーチャン」です。
この人は意識せずともカオスが好きなのか、常にありとあらゆる問題を巻き起こしがち(少なくともアタシの目にはそう見える)でございます。
今度こそはと思っても、不幸をかぎ分けてそちらに行ってしまう人がいるように、彼女の人生も常にドタバタの繰り返し。そして自分を常に正当化して生きております。(ここまで悪循環だと、ある意味「あっ晴れ」である)
ダニから聞いた話によるとエゴンヌは15、6歳の時に
「こんな田舎は嫌だ」
と親元を出て、叔母であるダニマンマが嫁いだ先のフィレンツェに来ました。(フィレンツェも十分田舎なんだけど島に比べれば大都会なんでさ)
それ以来この家が実家代わり。
でも18歳になると
「自分の好きに生きる」
と、これまた勝手に家を出ていったそう。
ところが一緒にアパートをシェアしていた友人に突然裏切られ、2人分の家賃を払う羽目になったりなど(単に人を見る目がないのでは?)紆余曲折。(って言うのか?!)
そんな中、変な混ぜこぜ新興宗教(ヒンドゥーやら仏教の混ぜこぜ)のセミナーでフランス人と知り合い(ココですでに顔を覆いたい)彼と夜を共にするようになった(付き合った)途端、すぐに妊娠。
(典型的と思うのはアタシだけ?)
親代わりであるダニ家族に散々、心配&反対されつつも
「大丈夫よっ!
アタシ達はこんなに愛し合っているんだから。」
(って出逢ったばかりですよね?)
と自我を貫き通し(基本的に人の意見は聞きません)渡仏。
その後、女児を出産したものの、
価値観の違いと彼の女遊びが原因で結婚することもなく
……破局。
凄まじい修羅場を何度も繰り返し、最後は男(娘の父親)に
家をおん出され、泣きながら叔母の元に帰ってきたわけです。
以来ずっとココ!(あくまで田舎には帰りたくないのね)
今は役所にあてがってもらった借家に(要は生活保護者?!)暮らし
「私は自立して自分の人生を生きてるんだから
口出ししないで!」
と豪語しながらも、何か用事があるとコチラの都合も考えず突然うちにやってきて子供を置いて行きます。(しかも気のせいか、食事時が多い)
女手一つは大変だし、困った時はお互い様だけどさ、
ほぼ毎日のようにこれだと、流石にたまらん!のです。
たまらん!のですが、たまらんのは多分アタシとダニだけ。
(でもダニは外で仕事=避難可能)
しかもエゴンヌにとっては「ラッキー」なことに、この家の主は何だかんだで女系を大事にする島国出身者=ダニマンマな上、マンマにとっては「娘」のようなエゴンヌ。なんだかんだ大歓迎なのです。
叱るどころかデレデレで、大甘やかしまくり!
この人たちは子供が40歳になろうが定年になろうが変わらずに干渉しまくりとことん甘やかすのです。(だから国自体が発展しないんじゃ?と思う)
エゴンヌねーさん。。
…アタシ達「自立」の解釈に相違があるようですが。。
ってかさ
うちは無料託児所かっ??!(怒)
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